小学2年の漢字の覚え方

2年生で習う漢字は160字。1年生の80字から倍に増えます。量が増えるだけでなく、同じ漢字に複数の読み方が出てくるため、ここで漢字が苦手になる子が少なくありません。

なぜ2年生で急に難しくなるのか

理由は3つあります。

つまり、1年生と同じやり方では追いつかなくなるのが自然だということです。進め方を変える必要があります。

読みを先に、書きはあと

漢字の練習というと書き取りを思い浮かべますが、順番としては読みが先です。

読めない漢字を何度も書いても、形をなぞる作業にしかなりません。逆に読めていれば、書くときに「この字だ」という手がかりがあるので、覚えるのが速くなります。

教科書やドリルを見て、まず読める字と読めない字に分けてください。読めない字だけを集中して読みの練習にあてるほうが、全部を均等に書き取りするより効率的です。

💡 書き取りは「10回ずつ書く」のような回数での指定になりがちですが、回数をこなすうちに手が自動で動くだけになり、頭を使わなくなることがあります。3回書いたら一度隠して、見ずに書けるか試すほうが身につきます。

複数の読み方は、ことばごと覚える

「生」という字には、「いきる」「うまれる」「せい」「なま」など多くの読みがあります。これを読み方の一覧として覚えようとすると、まず挫折します。

代わりに、ことばのかたまりで覚えてください。「生きる」「先生」「生まれる」のように、使われる場面ごと記憶するほうが自然です。文章の中で出会った読みから覚えていくのが結局いちばん早い道です。

同じように「後」も、「あと」「ご」「うしろ」と、出てくることばによって読みが変わります。一覧で詰め込まず、読書や音読の中で少しずつ増やしていくのが現実的です。

練習量の目安

やりかた目安
1日に扱う字数新しい字は2〜3字まで。復習は10字程度
1回の時間5分から10分。長くやるより毎日続ける
復習の間隔当日 → 翌日 → 1週間後 → 1か月後

間隔をあけて思い出す練習は、記憶の研究でも繰り返し効果が確認されている方法です。1日に詰め込むより、日をあけて何度か触れるほうが長く残ります。

学校の宿題でドリルが出ている場合は、それに上乗せしないほうが無難です。量が多すぎると、漢字そのものを嫌いになってしまいます。

間違えやすいところ

漢字が嫌いになる前に

2年生は、漢字に対する印象が決まりやすい時期です。「書かされるもの」という記憶が強く残ると、3年生以降の200字がつらくなります。

読める字が増えると、絵本や図鑑で読めるものが増えて、漢字が便利なものに変わっていきます。書き取りの量を増やすより、読める字を増やすことを優先してみてください。

すでに苦手意識がある場合は、いったん書き取りを止めて、読みだけの練習に戻すのも有効です。「できる」という感覚を取り戻してから書きに戻ると、進み方が変わります。

読みの練習ができます

一 小学1年 漢字よみ(80語) 二 小学2年 漢字よみ(134語) ↔️ はんたいの ことば 🧺 なかまの ことば

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